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太陽に愛されるまち、袋井市
静岡県袋井市は、静岡県西部に位置する人口8万8千人余りのまちで、掛川市、森町、磐田市に隣接し、南は遠州灘に面しています。
全国でも日照時間が長く、農業に適した温暖な気候に恵まれ、美しい茶園や豊かに広がる田園風景を今に見ることができます。また市内には、遠州三山 (法多山尊永寺、萬松山可睡斎、医王山薬王院油山寺)と呼ばれる歴史ある名刹が存在し、春の桜や秋の紅葉、様々な歳事など四季折々の魅力があふれ、 年間を通じて多くの人々が訪れます。
今からおよそ 400 年前、江戸時代の元和 2 年(西暦 1616 年)に、東海道の宿場の一つとして五十三次のちょうど真ん中に袋井宿が開かれました。当時 の様子は歌川広重の浮世絵にも描かれ、「東海道どまん中 袋井茶」のパッケージのモチーフにもなっています。
産地いろいろ「ふくろい茶」
茶産地としての袋井市には古い歴史があります。今から約 600 年以上前の南北朝の時代に書かれた京都の公家の日記『師守記』(もろもりき)には、現在 の袋井市笠原地区・浅羽地区周辺の産地から京都にお茶を送っていたという記述が残されています。書物に残された最も古いお茶の記録とされています。
現在の袋井市は、茶園面積約 521ha、荒茶生産量約 1,300t、生産額ではお茶の本場静岡県内で8番目の規模を誇ります。市内には、製茶工場や取引所、 売店などに加え茶摘み体験やお茶室体験もできる大型複合施設「茶ピア」があり、市民に親しまれています。
袋井市の中には地域ごとに 5 つの産地がそれぞれ特徴ある茶葉を生産しています。豊沢・笠原・三川・宇刈(東)・浅羽と細分化され、地域ごとに異なる 土質や気候条件を活かし、各生産家がそれぞれ様々な特徴を持ったお茶を生産しており、「バラエティ豊かな茶」こそが袋井茶の特長だといえます。実際に 特色豊かな袋井産の茶葉を好んでお求めになる茶商さんもいて、各方面の茶業関係者の方々からも高い評価をいただいています。